ことばの窓
ハジメ
夜の妖精
1日頑張った太陽が沈んで
通りがしんと静かになって
地球の反対側で朝が始まるころ
妖精たちは動きだす
いたずら好きな彼らは街を
北に南に東に西に
ふわりふわりと飛びまわり
人の髪の毛さらりとなでて
くすくす笑って魔法をかける
なんにも知らない人間は
夜の魔法に魅せられて
普段言わない台詞が気持ちが
ぽろんと口から出てきてしまう
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