もし1日が24時間ではなく24時間1分に変わったら。そんなif世界のパラレルワールドが3話にわたり描かれる本作。
小惑星衝突が間近に迫るなか、地球は自転速度が1分遅くなったことで奇跡的に回避した。人類の滅亡が回避されたことで、人々は歓喜の渦に沸いた。
しかし政府は対応を迫られる。突然1日が24時間1分になってしまった今、うるう分を導入するか否か――。
わずか「1分」のズレをめぐり、人々の思いは様々な形で交錯します。まさに「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺のごとく、ちょっとした行き違いからストーリーは想定外の方向へと進んでいきます。
たったの1分がこんなに世界を動かすことになろうとは。たかが1分、されど1分。これからは時間を大切にしようとまで思わされる一編でした。
SFのお手本のような作品です。是非ご一読ください。