大好きなピアノ演奏を取り上げられ、抑圧された毎日を送るレンの前に現れた、初恋の女の子アイ。彼女との再会によって、レンの毎日は少し色づき始めます。
いきなりバンドメンバーに誘われて戸惑いつつも、アイのまっすぐな気持ちがレンの音楽が好きな気持ちを呼び起こして……
高校生ならではの淡い恋心や気持ちのすれ違いなど、繊細な感情が痛みや優しさと共に描かれています。
当時を懐かしく思うと共に、キャラクターたちがすぐ側で生きているような、それを見守っているような気持ちになって、レンくんとアイちゃんだけでなく、登場人物みんなをつい応援してしまいました。
青春の明るさだけではなく辛さもこの作品にはしっかりと存在するから、余計に愛おしく感じるのだと思います。
これからも全員が幸せになれるように、また夢を叶えられるように応援しています✨
過去にたった一度だけ会った女の子のことが深く心に残り、ずっと思い出として大切に残してきた主人公。
親との確執もあり、ブルーな気分で1日を過ごしてましたが、思い出の女の子と再会。
そして女の子の元気さとやや強引さに振り回されながら、軽音部に入る事に。部活動を通じて新たな出会い、親との関係性に変化が…?
女の子を巡る友人との関係性、嫉妬する心などなどリアルに感じます
恋愛要素もあれば部活動の青春、家族の愛などを感じさせられる大変爽やかな物語です。
とてもテンポよく進むので読みやすいと思います✨
青春物語や少女漫画が好きな方におすすめします✨
自分の推しキャラは友人のカイトくんですかね✨
第25話までのレビューとなります。
感情移入のポイントが随所に散りばめられていて読者を飽きさせない構成美が光る一作です。特にレンの心の機微が幼少期から中高生にかけて繊細に描かれているので、追体験として我が身のように感じることができると思います。
厳しい母親のもと教育を受けて来たレン。母親から受けて来た過去の凄惨な記憶――仲間の思いと勇気に支えられながら自らの言葉と意思を貫くシーンに感情が大きく揺さぶられます。
軽音学部を新規結成したアイ【Vo】、カイト【Dr】、レン【Kb】――レンは過去に寄り添うアイの優しさに惹かれるも、カイトとはどこか恋のライバル視で思春期の心の内面が丁寧に、そして赤裸々に描かれています。
新歓ライブ演奏終了直後、ステージから弾かれるように飛び出したアイ。直感的にある生徒を引き止めていく――その勢いのある展開から目が離せません。
緩急自在な恋の行方も、絡み合う内面の葛藤も、そのありあまるリアリティに思わず感情移入してしまいますね。
あくまで未完成にこだわった甘酸っぱさが映える、心の成長を描いた恋と絆の旋律を奏でる繊細なアオハル小説です。
年をとってから、高校生たちの日常を描くお話を読むのがとても好きです。
こんなことあったなとか、些細なことでも一生懸命考えたり、喜んだりする十代の可愛いひたむきな姿。
ここに集まる少年少女たちは、音楽を通じて出会い、悩みを打ち明け、ともに成長していきます。
一人ひとりのエピソードに、こんな小さな頃から一人で戦ってきたのかと思うと胸が苦しくなる場面も登場します。
そんな友達を助けたいと思う思いやりが、彼らを助けてくれる。
素直に生きられたら、進んでいた道が別の方向へ進むかもしれない。
楽しく素直に、そして必死に生きている、そんな彼らを応援していきたい。
そんな気持ちになる素敵な作品です。
オススメいたします。