あまりにも、よく知っている光景に台詞……。これは、もしや覗かれてたのか?そんな風に思う人は、きっと一定数いるかと思う。この物語は、テスト前の少年と母親とのやり取りを切り取った作品だ。身に覚えがある遣り取り、そして何度も「わかる、わかるぞ、その気持ち」と言いたくなる少年の心情。懐かしいと感じるか、今まさにそれ! と感じるか。それぞれだろうが、きっと多くの人が「そうそう、わかるわかる!」と頷くことだろう。