彼方の彼岸花
海に溶けた血を掬い上げるのは難しい
痛みと哀しみと、それから何?
苦汁を舐めるような後悔も
甘ったるい清涼飲料水で血糖値を底上げする日々も
鈍く淀んでいく外見も
すべてすべて 死に目に会えば美談になるの?
過去はいつまでも追いかけてくる
現実(いま)をまざまざと感じることは苦しみで
あのときかなわなかった何者かになれば、わたしはきっと救われるのだと
自分自身の反省によって復讐したような気になることの繰り返し
繰り返しても 終わりは来る
さいごの日 彼岸花をあちらに送れますか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます