第2話

「やっときたか、クロロよ。」

「おやじ、死にかけたんだって?」

「メルエムぐらいで死んだりはせん。」

「どうせ、手加減したんだろ?」

「なんのことかさっぱりわからんが、まあ五分五分だってことだ。」

「勝負に五分五分はねえっていつも言ってるじゃねえか。」

「まあさておき、おまえさんもせかいのだいたいは見たはずじゃ。ここでおまえにミッションをわたしたい。7道の納めはまだひとつのはずじゃ、これをひとつずつ納めてほしい。」

「はあ?いまからやんのかよ。おれもう32だぜ?結婚して身を納める時期じゃねえか。」

「おまえさんは”結婚せんでいい”。おんなが欲しいなら”めかけだけつくれ”。」

「意味わかんねえよ。社会つうねんでは、、、」

「そういう常識はおまえさんとは違う次元にあるもんじゃ。”ハンター”をやれ、ハンターを。」

「よくわかんねえなあ、、、」

「とりあえずおまえさんは”念術”は抑えたんじゃ、つぎは”チャクラ”をやれ、そのつぎは”祈祷術”じゃ。」

「それ何年かかるんだよ。」

「まあ、伝えることは伝えた。あとは自分でやるんじゃ。」


クロロは道のなかば。かれは「ハンター」を志して進む。

まだわからぬこと、ためらいもあるが、彼本来の素質を発揮するため、かれは導かれる。

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