このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(180文字)
素晴らしい青春と、2人のこれからが楽しみな話です
人生の分岐となる場面は幾度もあるかと思いますが、その分岐となるところでその時の思いをすべてぶつけるのが青春だったりもするのかなと思いました。もし自分が同じ立場だったら……きっと、私にはできません。それは私が大人になったからなのか、彼女たちの強い想いがその行動を取らせたのか、やはり青春というその特有の時期込められる強い思いと行動力は見ていて心を動かされるなと思いました。
人生を左右する試験の真っ最中から、物語は始まる。主人公は受験に挑む少女。 恋人と一緒の進学先に合格するという目標を胸に、今まで頑張ってきた。 しかし、受験の最終科目、あと五分で終了するというときに、主人公は答案用紙書き込んだ答えを、すべて消し去ってしまう。 一体何故? このままでは彼と一緒に進学できないのに? 主人公の秘めた想いと、意外なその理由に胸がジンとくる一作です。 是非、御一読下さい。