第11話 溺れる
斡旋は週に5回知らないおじさん5人が代わる代わる家に来る。
おじさん達の話によるとおじさん達は母が働くスナックの金持ちの常連さんで母にお金を渡して僕を買っていたらしい。
中学生の頃は1日20万
高校生の頃は1日15万
で生中出しでやり放題と言う金額設定だったらしい。
斡旋をされ始めてから母は毎月家の郵便受けにピルと妊娠検査薬と5万円だけ置いて行くようになった。
ピルを飲んでいるからって妊娠しない訳では無い、確率が減るだけだ。
僕は中学2年で初めて妊娠を経験した。
母に妊娠した事を伝えるとすぐ病院に連れていかれ中絶をした。
その頃の僕は心も疲弊しきっておりほとんど何も話さない言いなりの人形になっていた。
そのせいか、中学の頃の記憶があやふやであまり思い出せない。
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