第10話 斡旋
中学に通いながら一人暮らしをするのに慣れた中1の梅雨のことだった。
自宅に帰ると知らない男物の靴が玄関にあった。
警戒しながら家に入ると玄関から1番近い部屋のドアが開いており声をかけられた。
そこには本当に知らない30代後半くらいのおじさんがパンイチの姿でベットに腰をかけていた。
その部屋は寝室でもないのに母がベットとテーブルと小さな棚と小物だけを置いていった部屋だった。
おじさんは制服姿でドアの前で固まる僕の手を掴み乱暴にベットに押し倒した後、棚からローションを取り出した。
「お母さんから聞いてるよね。」
と一言だけいったあと何事だと固まる僕をよそに荒い息遣いをしながら制服をはだけさせ胸に顔を埋めた。
相手は1度もあったことない相手だ、怖くて仕方がない僕は何度も抵抗した。
抵抗する度に腹部を殴られた。きっと母が見える所はバレるからとでも言ったのだろう。
逃げようとしても逃げれないと悟ったと同時に僕は母に売られた事実を受け入れるしかなかった。
制服は全て脱がされることはなく胸と秘部を舌や手で弄ばれる。
そして、何も抵抗しなくなり大人しくなったタイミングでいきり立つ欲棒にローションをつけて挿入された。
小学4年生の頃に経験した鋭い痛みはないが強い圧迫感に違和感と吐き気を覚えた。
行為は1回で終わる訳もなく部屋にはむせ返るような汗の匂いに混じって精子の匂いが漂っていた。
性行為に興味を示し始める中学1年生。
僕は初めて体を売った。
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