第12話
その所為で身体の奥から熱が生まれる。
それはとても……甘く………溶けていきそう。
「……真在子、今夜は帰る。四日後の夜に」
私の頬に口付けをし、愛しい笑みを向ける慧悟さんはどうしたって格好良すぎる。
『…分かりました。四日後の夜、待ってますね』
「ああ、必ず。自分の部屋で待ってろ…迎えに行く」
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