この作品は何もかもが嘘で塗り固められた訳でもなく、ごく自然のようにファンタジーが描かれていてとても心地よい想像を楽しむことができました。着眼点もとても身近で、しかし些細な魅力を最大限に活かしたもので、とても没入感に訴えるものがありました。文体も精緻で、全体としてとても可愛らしく読みやすかったです。