file08 インターミッション_休日の日々、珠莉の場合

「疲れたー」

真夏の猫探しは命懸けだ。暑さと熱さで。猫も人間も。そんなわけで疲労困憊の珠莉に秘書の清香がマッサージを申し出た。


シャワー後の珠莉に紙パンツを渡し着替えを促す。その間にベッドにオイルマッサージ用に大きめのバスタオルを敷き詰めた。

「この紙パンツ小さくない!?」

着替えを済ませた珠莉が出てきて抗議する。心なし顔色が赤い。両手で胸元を隠しているのは清香がレズビアンと公言していることを意識してか。

「そうですか?」

「そしてなんでさーやは何も履いてないの???」

「別に隠す必要がないからですわ」

下だけでなくスレンダーな清香は小ぶりだが形の良い乳房も隠そうともしない。

「ではうつ伏せになってください」

指示通りベッドにうつ伏せになる珠莉。その腕を取り自身の腕と擦り合わせる。

「凄い!つるつるすべすべ!」

「ふふ。気持ちいいでしょう。これは珠莉姫もつるすべだからですのよ。女の子同士にしかできない技ですの」

脚も肌を擦り合わせる。ただ擦り合わせるだけでなくマッサージらしく力を入れるところは入れている。


「オイル付けますわね」

とボトルからマッサージオイルを直接背中に垂らす。

「ひゃぁ」

(あー、可愛い。本当はこんな直接垂らしたりしないんですけど可愛い声が聞きたくてつい)

自身の手のひらにも注ぎじんわりと温めてから珠莉の背中に塗り広げてマッサージを始める。

初めは多少警戒していたがオイルマッサージ初体験の珠莉はすでにリラックスして清香に完全に身を委ねていた。

背中から下がって尻に移る。躊躇なく紙パンツの中に手を入れマッサージを続けるがその頃には珠莉も信じきっているので抵抗はしない。

「はー、柔らかいんですのね。筋肉が凝り固まってないのはいいことですわ」

敏感な尻を撫でまわされ声が出そうになるのを堪える。

「胸もしたいんですが」

「見られるの恥ずかしいからいいよ」

「では見えないようにこのままうつ伏せで手をついて上体だけ起こせますか?」

「それなら」


     *


この先は「この探偵、感度良好につき取り扱い注意【R-18】」のみとなります。

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