第4話 ぽち活


 新年早々に体調を崩すという、あんまりおめでたくない2025年の幕開け。

 おみくじでは結構いいこと書いてあったので、今年も余裕だな! くらいの気分でいたら、二日にいきなり具合が悪くなり、頭痛、関節痛。

 お陰で書くことも読むこともできずに、この日記もたった三話でどん詰まりに。

 まあそんなことはしょうがないから、このまま今年の日記としてポチポチと書いていこう。切り替え大事。



 自分でも何が楽しいのかはよく分かっていませんが、文字を打つのは楽しい。

 執筆活動。

 打っている二文字目くらいでニヤついてしまう。

 自分には、執筆なんて言葉は似つかわしくない。一度も書くことを学んだことはないし、読書家でも全くない。


「村上春樹の新書? 読んでみるか。……うん、鬱々とした男がセックスしてる」


 こんくらいの感想しか出ない私が、ぽちぽちと思いついたことを打って投稿している。こんなもんは執筆活動とは言えない。『ぽち活』くらいが丁度いいかな。


 色んなポイントを集めて月二百万貯めたという『ポイ活主婦』がこの間テレビに出てたけど、なんの老後の資金にもならないのに、どうして私は文字を打つんだろう。

 なんとなく気持ちが整う感じがあるから、健康のためなのかな。脳にはいい気がするしね。



 まだカクヨムにきて一年経ってないけど、とにかく話を終わりまで書き切れたことが嬉しい。私の居るところはまだここだ。動けるかは分からない。

 なんとか成長したくて感情表現辞典なんてものを買って眺めてみてるけど、ページの文頭にある熟語よりも、以下にある例文の、著名な作家のたった一文が美しくてたまらない。

 こんなふうに言葉を操れたらどんなに楽しいだろうな。魔法の呪文をたくさん体得している魔法使いみたいに、空を飛んで、惚れ薬を作って、勇気のある子どもを大人にするんだろうな。

 自分も一つ二つでいいからそんな呪文を唱えたい。そうは思うものの、己の日常に登場しないような熟語を使っても、稚拙な文章からは浮いてしまうんだろうなと思って結局は使えない。でも使わないと使えるようにもなれないし。うーん。


 時々書いたものを誰かに読んでもらおうかなって思うことがあるんです。姉とか友人とか、リアルな知り合いに。

 やっぱり成長するには他人の意見が欲しいし。でもいかんせん恥ずかしい。根性無しな私。

 しょうがないからここに書いておこうと思います。

 

 わたくしは自分の作品の誤字脱字、ここ意味わかんなかったけどどういうこと? これって回収してる? 展開強引じゃない? などの疑問質問を大いに受け付けています。受け付けていまーーーーす!!!

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