第43話
伸ばされた彼の手に、一枚の写真をそっと手渡す。
指先が、微かに触れた。
「怜王っ、見せて!」
跳び跳ねる彼女に意地悪して、高く掲げられた写真。
「…お誕生日、おめでとうございます…」
言わなくたって、良かったのに。
届かなくたって、良かったのに。
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