第20話

私が追われる女の子だったら、颯爽と名乗り出て逃げたり隠れたりしないのに。




世の中って本当に不公平だ。




私はいくら恋い焦がれても彼の視界にすら捉えられないというのに、




彼が視界に入れたい、あわよくば手に入れたいと願う女の子は逃げて隠れて姿を眩ましてる。




見つからなければいいと思った。出来るならば、永遠に。

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