しょうそうがやむ、ときまで

絃亜宮はと

びよういん

ふわり


なつかしくて、あたたかい

きおく、が、ひろがった

目をひらくと

わたし

らしきひとが、映った

どんなかおをしているのか、は

わからなかった

今日はうんと寒かったから、きっと

いつもより、やさしく

なれるのかな

って、おもってたんだよ


おにいさんは

ちょっぴり、こわかった

たぶん

ことば、が、ういていた

しん

が、あるのか、ないのか

わからなかった

言っていたこと、は

正しい、かもしれないけど

でも、けっして、ただしくはなかった


かえったら、なんでか

表面、が、ちくちくしていた

そんなこと、おもってないのに

せきずいはんしゃ

するみたいに

わたし、は、どこにいったの?


けっきょく

うつくしく、なれなかった

きょうも

じんせい

に、のめりこむこと

できなかった


つかれ、て、るんだろうな

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