それは灯台より放たれゆく一筋の光のよう……。

 孤島に立つ灯台は航路を助けるなくてはならない大切な場所。灯台守はそれを維持する大切な役目を帯びている。
 分断の狭間で俗世の事柄を知る勇気。
 束の間の平穏と温もり。
 閉ざされた空間で交わされる約束。
 優しさ故の顛末。
 そして導かれる結末。

 灯台守は何を得て何を失うのか。

 拝読しまして数多くのこと悟らせる、とても魅力的な作品でした。是非ともお読み頂きたいお勧めの作品です。

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