おお!純文学的、あまりに純文学的作品について。天川先生へ一言のみ!
- ★★★ Excellent!!!
いやはや、この物語りは実にもの凄い「超純文学的香り」のする作品そのものですよ。
もう敢えて言えば、【純文学的、あまりに純文学的作品!!!】なのです。(哲学者のニーチェの著作名より引用です)
ですが、ここには、少し、若干の無理があります。
だってですよ。孤島の中年の灯台守の一人暮らしの男性の元に、若い美女が一人やって来るのですよ……。
ここで、男性の性欲・精力を、少し無理してワザと無視しているように感じます。
この私の小説だったら、「先ずアレを入れて」から、少しづつ考えるでしょう……。
ですが、【純文学的、あまりに純文学的作品】なのは、間違いが無いのです。
ここで天川先生へ、是非とも読んで頂きたい日本最高峰の「短編小説」があります。この、「変態ジジイ」からの御提案ですよ。
それは、夢野久作先生の『瓶詰めの地獄』で、ほぼ全く似たような状況下で、実の兄姉二人が、無人島に放り出される話です。
しかも、ホントの兄は、実に熱心なキリスト教徒ですが、徐々に成長して行く、実の妹への情欲を、恐怖と共に、克明に描いています。
天川先生へ、まず、この『瓶詰めの地獄』も、一度だけでも、読んで見て下さいね。