第二弾「潜入せよ!平華絢爛京 くのいち天女【楓】の恋愛忍法帖~ この天女‼️超うぶにつき要注意⚠️」
蓮花🪷⟡.·*.
第二章 潜入せよ!平華絢爛京
第76話 第二章 プロローグ
第二章 【潜入せよ! 平華絢爛京】
今から、約300年程前。
ここ人間達が住む島国。「クレーシャ」は、
戦乱の渦に巻き込まれていた…………
「島主」を中心に先住権を主張する豪族派と、
新しい王権の時代の幕開けを掲げる「天王」を推す貴族派の島中を巻き込んだ、島の歴史上、最大の政権争いが勃発していた。
結果は、
新しい武器や戦法を惜しみなく取り込んだ
「天王」を中心とする新しい政権を支持する
貴族派の勝利で、歴史上最大の争いは、幕を閉じたのだった。
そして、その争い後、
天王と貴族達によって、島の中心に、豪華絢爛の都【平華絢爛京】を築くのであった。
平華元年の始まりだった。
戦後、人々は、荒れ果てた土地を耕し、作物を育てて、都には宮殿を建てていき、少しづつ復興していくのだった。
人間とは、いかにも摩訶不思議な生き物である。
戦乱中、あれほど、憎み恨みで無益な殺し合いをおこなっていたにも関わらず、
争いの終わりを告げる宣言が行われた後からは、
あれほど、睨み合っていた人間達は、お互いを助け合いながら、国の復興に勤めるのであった…………
全てを失ってから、大切なものに気付くのが、人間の歴史である。
築く→破壊→再生を繰り返していたのだった。
そんな人間の歴史を「天上界」から、見守っている天人、天女がいた。
しかし、彼ら彼女らは、直接的には、人間の争いに手を出せないルールがあった。
彼らの使う力が強大だった為、人間の歴史を変えてしまう恐れがあった事と、
彼らには重要な任務が他にあったからだった。
今は、【平華絢爛317年】
約300年程前の先の大戦以降、大きな争いが無く平和だったこの時代に新たな火種が生まれ出そうとしていたのだった。
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