1-24【大学受験】

わたし達は4人で良く会うようになっていた。


この日も学校帰りに4人でカフェにいた。

なかなか楽しい高校生活!



「そういえばあかねちゃん達の学校大学あったよね?」 


「うん」


「上にあがるの?」


つかさくんが大学の話しをし始めた



「わたしはそのつもりでいたけど・・・しずくは?」


「わたしまだ何も決めてないや」



「お前はうちの大学受験しろっ!」


「えっ?」



やっばい、なんか今のキュンときた!!


ポチからわたしを見てるように言われたからとは言え



「なんだなんだぁ~承太郎じょうたろうおまえ


しずくちゃんのこと自分のものみたいな言い方して~


お前らなんかあったのかよっ!」



「そんなんじゃないっ!いいから受験だ!」



「ちょっと勝手に決めないでよっ!」

うれしいけど反発してみる。



「じゃぁあかねちゃんもうち受験しなよっ!」


つかさくんがそう提案した。



「それいい!!あかねも一緒だとわたしもうれしい!!」 



「えっ!しずくはいいとしてわたしの学力じゃ無理でしょっ」


「俺、塾行くからあかねちゃんも一緒に行こうよっ!」



「えっなんでつかさくん付属なのに塾いくの?」


「俺は医学部受けるからねっ塾いかねーと間に合わない」



「そっか家を継がないと、だもんね

え~ちょっとどうしよう~


つかさくんやしずくと同じ大学に通えるのはうれしいけど・・・」


あかねは少し悩んでいた。

あかねと大学も一緒だったら楽しいな。



「とりあえず1年塾通ってみて考えればいいよ」 


とまたつかさくんが提案した。



「うん、じぁそうしよっかな!」



「お前は学校で推薦もらえ

その成績ならもらえるだろ?


あとは俺が見てやる。」


承太郎じょうたろうくんはうちが塾に通えるほど余裕無いの知ってる。



「わかった。あぁでも、モデルの仕事はやめないからねっ!」


「受かる自身があるならいいんじゃないかっ!」


ムムッ


「おいおい喧嘩すんなよっ!」




それから1年間が受験勉強であっという間に過ぎて


わたし達は晴れて大学生になった。

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