2-10【付き合うことに】(2)

今日は仕事の日

流伽るかくんが撮影現場見学したいっていうから


彩芽あやめさんにお願いしたらなんかあっさりオッケーもらえた!


だから今日は流伽るかくんと仕事場に。



わたしは4月から女性ファッション誌「Nana」の専属モデルになったので


ちょっとお仕事が忙しくなったっていた。



流伽るかくん背高いしイケメンだし

現場にいてもモデルに間違えられてた。


わたしが撮影している間に

彩芽あやめさんが流伽るかくんに何やら話をしてる


そして流伽るかくんは彩芽あやめさんに連れられて

どこかへ行ってしまった。



数分後、衣装に着替えた流伽るかくんが戻ってきた。


えっ流伽るかくんスーツ姿、モデルみたい



「ちょっといいですか

しずくちゃんの横にちょっと彼入れてみてください」



流伽るかくんがなんか余裕な感じでこっちへ向かってきた。


流伽るかくん大丈夫?」


流伽るかくんはウインクしてきた。


ってやる気満々。

大丈夫かな?と不安だったけど


いざ撮影が始まると

なんか堂々としていてこっちが圧倒されてしまった。



「うん、いいじゃん」


彩芽あやめさんが嬉しそう。



撮影が終わると彩芽あやめさんが流伽るかくんをスカウトしていた


「君センスいいよ。本格的にやってみない?」


「おもしろそうだからやってみようかな」


「だめだめだめっ!!ちゃんとご両親に相談しないとっ

お父様有名人なんだからっ」


「有名人って?芸能関係?」


「いやっそういうんじゃないんですけど・・・」


「関係ないっしょっ、しずくは相談したの?」


「うちは相談ていうか、ミーハーだからやるっていったら

大賛成だったから参考にならない


でも流伽るかくんちは一般庶民とは違うんだからっ!!」


「うるさいこと言ってるとキスするよっ」


「だからっ流伽るかくんちは普通とは・・・・」


キャーちょっとこんなところで!



「あ~二人は付き合ってるの?」


彩芽あやめさんに見られた


「そうです。だから僕以外の男の人と撮影させないでね彩芽あやめさん」


「しずくちゃん愛されてるね~うらやましい」


「ハハハハ・・・」


もうっ!流伽るかくんたら 



「じゃぁ今度恋人特集するからその時二人を候補にあげさせてもらってもいい?」


「えっ」


「今回の特集は気合い入ってるから結構なページ数にもなると思うの。どう!」


「えっ私が特集に!!」


「やろう!しずく」


「あっ、はい」


「よしっじゃ~今度の編集会議で提案してみるから決まったら連絡するね」



「わ~やった!しずくと恋人特集」


流伽るかくん本当に大丈夫なの?」


「しずくは心配しなくて大丈夫、なんかあったらちゃんと自分で責任取るから」


あっ・・・いつもへらへらしてるけど、意外としっかりしてるんだよね。

そんなところもなんかキュンとした。

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