第4話 作戦
「さてと…こんなもんかなっと」
あれから少し実験したりして作戦を立てた。
もちろん
この間に事情も説明した。
2回目の転生だということも
魔力が溢れ出てることも
あまり信じてなさそうだったけど…
反応するのは一部のエリアに居るときだけ
魔法が効かない、ボディも金属で出来てる
となると当たり前だけど有効打は限られてくる。
「こんなので倒せるの?」
「問題ない、きっと」
腕を組んでドヤる。
これで無理だった時はスキル「不倒不屈」が発動するだけだけど痛いものは痛い。
「その「不倒不屈」?ってどんなスキル?
こっちのパーティーメンバーは誰一人として持ってなかったけど」
「死んでも一定回数生き返れるってだけ
でも死ぬ時も生き返る時も痛いよ」
「なにそのスキル気持ちワル」
予想だけどあのスキル神経剥き出しで再生してる。
あれ すごい 痛い
死ぬ前提じゃないけど死んだ時を想像すると背筋がぞわぞわする。
だって木っ端微塵が当たり前の威力だし。
そういえば
「ここってどこ?」
「森。それ以外それ以上でもないでしょ」
「じゃなくて国的な村的な位置」
「″魔女の森″知らなかったの?!」
「そりゃ転生したのここだし…」
「魔女じゃないの本当だったんだ、信じらんない。
この場所、入った人間全員生きて帰ってこれてなかったの
たしか昔魔女がなんかあって引きこもって今も…みたいな噂
それで解決するために私達、勇者パーティーが派遣されたって訳」
「おぉう、博識」
微笑ながら説明するその表情は少し寂しそうだった。
若干の罪悪感。
覚悟を決めて
「作戦、開始」
そういった瞬間
鈍色の光が見えたと同時に体の感覚ごと意識もなにもかも
″吹き飛んだ″
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