いつか、この命が消えるその日まで私の歌声が届くなら【この想いが届きますように】

チルカワ桜那(ちるかわさくな)

プロローグ

第1話

ここはとあるスタジオ。


このスタジオにはたくさんの機械が置いてある。

彼女は準備が終わりヘッドフォンを耳にかける


「準備OKです」


スタンバイして曲が流れるのを待つ


「それでは収録開始しまーす」


「5……4……3…2」

カウトダウンをすると共に


スタッフの合図とともに曲が歌い始める。

まるで傷ついた心を洗い流すような歌声。


母親が歌う私を心配そうに見ている。

本当に昔から心配症なんだ。


でもこの曲は母への贈り物の歌でもあり、みんなを前向きにする歌なのだ。


でも歌手の仕事はもうおしまい。


全ては輝いた。


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彼女はその声で世界を惹きつけた。


だけどこの歌声はもうおしまい。


その彼女が背負っているものは母親以外誰も知らない。


それは彼女が代償を負い恐れてることでもあった。

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いつか、この命が消えるその日まで私の歌声が届くなら【この想いが届きますように】 チルカワ桜那(ちるかわさくな) @chilkawasakuna

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