黒い煙
kemuri
第1話 始まり
部屋に一人過ごしていると、それは現れた。
真っ黒な煙がもやもやと漂い、私の眼前を覆う。
色のわりに匂いはなく、とても黒い煙だ。
恐怖で立ち上がろうとすると顔の周りが覆い尽くされてしまう。
「私は明美ちゃんと遊んだの。それでね‥‥‥」
不審な黒い煙に覆われた直後、自然に口から言葉が漏れてくる。
煙は一言目が言い終えるとすぐに部屋から消えて無くなった。
言いようのない気持ち悪さを不気味さを感じながらもまるで夢かのような非現実的な経験にあれは夢だと自分に言い聞かせて眠る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます