契約の代償として差し出したものは

主人公セシルは姉エルナとともに慎ましくも幸せな生活を送っていました。
そこに現れた男クロノス。彼は村人達と交流し、姉エルナとの絆を深めていく。
ですが、クロノスの正体は契約悪魔。
契約主たるアキラの命により村を焼き、セシルとエルナをアキラの元に連れて行く。精霊の器として。そしてエルナはセシルを守るために自らを差し出し、命を落としてしまいます。
最愛の姉を失った少女、特別な絆を築いていた少女を失った契約悪魔。二人はあるものを代償に契約を結び、運命を切り開いていく。そして明かされる謎。読者からは悪人に映るアキラの思いに触れた時に選ぶセシルの選択は。
重厚な異世界ファンタジー、ぜひご一読を。

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