呪いの絵が紡ぐ、孤独な少女と仲間たちの温かい旅物語

『碧い瞳の天使。』は、「呪いの絵」を巡る、優しく美しくも切ない物語です。

物語の主人公は、半獣として孤独に生きてきた少女シエル。
絵を描いて生計を立てていた彼女は、高潔な女剣士ユミや、金にがめつい商売人リックといった個性豊かな仲間たちと出会い、共に旅をすることになります。

見知らぬ3人が旅を続ける中で、お互いのことを知り、徐々に信頼を深めていく様子が丁寧に描かれており、読者の心を温かく包み込んでくれます。
孤独だったシエルが、仲間との絆を通して成長していく姿は感動的です。

「呪いの絵」の謎、そして旅の先に何が待ち受けているのか。

優しさ、そして少しの切なさが織りなす、珠玉のファンタジーをぜひお楽しみください。

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