第8話
帰り道に南に会ってからずっと言われたことが
頭から離れない。寄り道して帰ったら遅くなって。
俺の家の近くにいた南に
「待ってました。いいですか?」
と笑顔で言われて公園で話すことに。
「ねぇ先輩。先輩って拓真さんの事好きなんですか?」
…。「なんでそう思うわけ?好きだったら?なに?」
「いや別に?負けたかなって思っただけですから」
俺って最悪だなと思いつつ自分を守ることしか思いつかない自分に吐き気がした。
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