第5話
次の日も最悪。なぜか拓真と南が俺の教室でバチバチに火花飛ばしてる。こいつらクラスや学年も違うんだけど
な。何がしたいのか分かんねぇよ。
はぁ。散々だった。あいつらチャイム鳴るたびに来るから怒らず耐えた俺を誰か褒めて欲しいくらい。
「やっと見つけた、帝。ちょっといいか?」
「あーあ。見つかった。」
昼休みあいつら二人に見つからないように聴覚室の鍵をもらって息抜きしてたのに拓真にバレてた。
「お前どうした?部活の時もおかしかったよな?」
優しいな。でも、俺だけに優しいわけじゃない。
話すとわかる。そーゆー奴だってさ。分かってる。
「俺のこと見過ぎ。でもありがとな。」
「見るだろ」
「なんか言ったか?」
「いや大丈夫」
「なんだそれ。」
俺らは二人で笑いあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます