第32話

「雅樹さんかなやん殺したの雅樹さんじゃないんでしょ」

一瞬目が泳いだか

「理由は」

こんな事口にすると雅樹さんを信用してるって思われるかな

「俺ナイフなんて持ってるのみたことないよ。ボッコボッコにはするけどね」

怖いと思うのは武器なんてダセェもん使わないから

「よく見てるな変わったのかもよ」

「ありえない」

断言した俺に笑みをこぼして

「俺の負け降参」

そう呟いた。

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