第30話

和也side

「さて話をしてもらおうか」

帰る際見つけた小林智。いや、わざわざ出てきて連れて行けとでも言いたげだったな。

身内がいる場所じゃ何も口にはしなかったがここまでくれば大丈夫だろ。天神俺の敷地。

やって来るのは何も知らない奴とお仲間だけ。

「何が知りたい。ほぼ分かってるんでしょ」

あぁ分かってる分かってるからこそ

「確実に」

俺の言葉に頷く太一と斗真を確認した後小林智は喋り始めた。


              和也side

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