第15話

「私がここにきた理由を話しますがいいですか」

誰が何と言おうと話を進めるくせに。そんな俺達を分かっているかのように話し始めた。

「昨日ここに来た少年覚えてますか。これから色々あると思った方がいいですよ」

内容がないな、いつもだけど

「龍神の一員や。雅紀のお気に入りやって。桜と同じやな」

俺と同じってやめて欲しい

「なんであいついじめられてんの」

「さぁ。雅紀に何か言われたのかもな何か。

仁俺はお前と同じだと思うぞそっくり」

俺と同じって諦めてるとかそういう?

「和也さん太一さん斗真さん迷惑をおかけしますが俺」

「いってらっしゃい」

3人の揃った声に背中を押される形で俺は飛び出した。

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