第30話
髪も仕上がると、最後に1番大切なドレスを着る。これも簡単にはいかない。時間をかけならが何人かの侍女と一緒にドレスを着ていく。昨日試しで着ていなかったから心配だったけど、ピッタリのサイズだった。
でもピッタリすぎて怖い。まあ、偶然だと思うけど。
「お嬢様。ドレスまでは終わりました。あとは飾りだけなのですが…」
『そうね。それは決めてなかったわよね。どうしましょう。あ!そういえば。』
そう言って、私は昨日ユルリッシュが私に聞いてきた箱を手に取った。
『これなんでしょう?』
「箱の大きさ的にはアクセサリーだと思いますが。」
『そうよね。私もそう思って昨日開けずにいたんだけど。』
「開けてみましょう!」
『え、えぇ。』
恐る恐る箱を開ける。するとそこには、
『ネックレスにピアス?』
「そうみたいですね。でもこれ、、」
『えぇ、これは流石に。』
私達が驚いているのは、アクセサリーに用いられてる宝石だった。
『これってブルーダイヤモンドよね。』
「そのようですね。それにしても普通の宝石よりも大きいですね。初めて拝見いたしました。」
『そうね。私も初めてよこんな大きいブルーダイヤモンドを見るのは。』
そう、アクセサリーに使われているブルーダイヤモンドの大きさが有り得ない程の大きさをしていたのだ。
これ‥‥お値段どれくらいするのでしょう。
普段贅沢をあまりしない私からしたらこの箱を持っているだけで恐ろしい。
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