コヨーテさんをはじめとする野生動物や森の自然とともに暮らす、作者様のエッセイです。広い土地と野生動物。都会で暮らしていると考えられないような風景。美しく、ときにちょっぴり怖い夜の森。作者様が体験している美しい景色をおすそ分けしていただいている気分になりました。土地が違えば、考え方も価値観も違う。それに、田舎暮らしは楽しいことばかりではないでしょう。それでも、この地域を、土地を愛し、暮らしている景色を覗いてみてはいかがでしょうか?
夜の大森林。 澄み切った冷気の中を、コヨーテの群れが走る。 鳴きかわす声が、家までうっすら聞こえてくる。 そんな土地で暮らしたら、価値観も変わりそうです。 大自然にささやかな抵抗をしつつも、大自然を愛しながら暮らす日々のエッセイです。
日本じゃない。都会じゃない。外国だ。大自然いっぱいな……コヨーテさんが身近にいらっしゃる場所だ。それだけで、パスポートも持っていない私は驚きました。もう、森からして、杉やら檜やらと闘う我ら日本人とは違う場所。暮らしぶりも違えば、考え方、ついでに価値観も違ってきます。興味深いお話がたくさんで、動物もたくさん。どんな動物と出会えるのか。(出会うとヤバいヤツもいますが)読む私はワクワクしておりました。ぜひとも、登場動物をカウントしながらお読みください。
まるでファンタジーに出てくる森のよう。物語の中でしか味わえない暮らしが広がっています。ガスは通っておらず、上下水道の代わりに浄化槽がある暮らし。だけどそれはとても豊かなものなのです。動物の鳴き声や森の匂いが漂ってくるようなエッセイ、ぜひ読んでみてください!