ひとこと紹介の一文に全てが詰まっています。この小説、とにかく綺麗。文章は静謐で、雨の冷たい心地良さが伝わってくる。主人公の心情描写も丁寧かつ自然。二人が出会う一話、結ばれる二話、夢を見据える三話と、整った構成が美しい。
そして何より、二人の恋愛が尊すぎる。主人公の葵も、ヒロインの日向も、とにかくウブで純粋。そんな二人のやり取りは、さながら物語の重要演出たる雨、その水滴に映る光のよう。水たまりの泥みたいに汚れた自分には、眩しすぎて涙が出ます。くそぉ……泣けるぜ…………自分もこんな恋愛がしたかった。
というわけで、この小説、心のやわい部分をくすぐってきます。もちろん良い意味で。 マジで綺麗な青春を見たい方、ぜひ一度読んで頂くことをお勧めします。以上、貴重な青春をアニ豚として消化した私てめぇこの野郎、略して青春ブタ野郎によるレビューでした。作者様の御活動、心より応援しています。