第79話

こうしていつもの朝が来る。

豆腐と油揚げの味噌汁を飲みながら、大家の手作り料理に箸を進めて行く。

さくら荘では朝は全員で一緒に食事をする。

夜はそれぞれ時間がまちまちの為、中々揃わない。

だから朝の時間を大切にしていた。

この後、泉野を残して全員が会社や学校に向かう。

「ごちそうさまでしたー」

こうして全員が席を立った。

ガラス戸の向こうには絵の具で描いたような青空が広がっていた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

さくら荘 水島あおい @amutsuki24

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ