第67話

「おめでとう!」

いきなりクラッカーが鳴らされた。

帰って来た暖希と心結を泉野、長谷部、瑤、大家が待っていた。

「カップル成立だろう?」

泉野が目を輝かせている。

「うん。お母さん、俺、心結ちゃんが好きです。付き合わせて下さい」

暖希は真剣な表情で大家を見た。

「分かっていたよ。2人の気持ちは。暖ちゃんならいいよ」

「お母さん……!ありがとう」

「おめでとう!」

一番ハイテンションなのは泉野である。

瑤も吹っ切ったようにクラッカーを鳴らす。

長谷部も2人を祝福した。

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