「乾杯ー！」

テーブルの上にはパエリア、ペスカトーレ、ポトフ、チキンカツ、グリーンサラダがズラリと並んだ。

全て泉野の好物である。

テーブルにはさくら荘全員と菜々緒の7名が付いていた。

乾杯は20歳未満の心結と瑤はアップルジュースで、後は白ワインで上げた。

パーティーは終わり、泉野は菜々緒をアパートに送って行った。

お互いにまだ興奮が冷めない。

「菜々緒、色々ありがとう」

「どういたしまして」

泉野と菜々緒はお互いの顔を見合わせる。

ついつい笑顔が溢れ落ちた。

そして2人はそのまま吸い寄せられるように抱き合った。

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