第26話

「・・・そうか、女の子だったのか・・・店長のヤツ何も言わないからーーーーーーーー」


但葉は左の頬を摩りながら話す。


「・・・聞かなくても・・・見れば分かりますよ」






ーーーーーーーー・・・分からないから困ってたんだよ




三住の言葉に心の中でツッコミをいれる。











「・・・実家に連絡をしましたーーーーーーーー・・・」


三住がゆっくりと話を切り出した。


「・・・元気そうでホントに良かったと・・・母親が泣いてました・・・」


但葉は三住の話を聞いて自分の事のように嬉しくなった。




「よしっ!!」


但葉は三住の頭を撫でた。





「・・・そ・・・それと・・・あの時キスしたのは・・・正直・・・自分でも驚いてて・・・但葉サンの言葉がスゴく嬉しかった・・・それでなのか・・・気付いたら・・・体が勝手に動いていてーーーーーーーー・・・」


話していく内に徐々に三住の顔が赤くなる。




「・・・但葉サンがこんな私の事を・・・好きになってくれたのなら私自身も・・・・・自分の事が好きになれるように・・・頑張りたいです」


三住は自分の気持ちを但葉に打ち明けた。






「ーーーーーーーー・・・三住・・・」


但葉は真剣な顔で三住を見つめた。

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