第22話

「ところで君の名前は?」


「・・・えっ、あっ、た、但葉 春市です」


「春市かぁ~・・・・・よし、今度からハルって呼ぼう」


「は、はぁ・・・」


「タクちゃ~ん、ハイ、いつもの~」


「ママありがと」


男性客はママと話に花を咲かせていた。




ーーーーーーーー・・・早く馴染まないと




但葉は頬を叩いて気合いを入れ直した。











ーーーーーーーー・・・カラン


「いらっしゃい!!」


ママは入ってきた客を見ると


「まぁーカワイイ子っ!!どうぞ!!コッチにどうぞ!!」


嬉しそうに客を案内していた。




ーーーーーーー・・・可愛い子って?




但葉はカウンターから入り口の方を向いた。











ーーーーーーーー・・・えっ!?




但葉の目が開いた。






「み・・・三住!?」


そこには但葉を睨む三住が立っていた。

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