「但葉、おはよう!!」

「おはよー」

但葉は若干寝ボケながらバイト先にやって来た。

ｰｰｰｰｰｰｰｰ･･･ｶﾞﾁｬ

但葉がロッカーに入ると三住が立っていた。

ｰｰｰｰｰｰｰｰ･･･ﾄﾞｷｯ!

「･･･おはよう･･･ございます」

「お･･･おは･･･おはよう」

三住に挨拶をされて但葉は少し焦ってしまう。

ｰｰｰｰｰｰｰｰ･･･ﾊﾟﾀﾝ

「ｰｰｰｰｰｰｰｰﾌｩ」

三住がロッカーから出ていくと安堵の息を洩らした。

何だ三住･･･

何事も無かったかの様な態度･････

「よし!!」

俺も忘れよう

昨日のアレは夢だ!!

何もなかった!!

そうｰｰｰｰｰｰｰｰ･･･

何もなかったんだ!!

そう自分に言い聞かせながら但葉はロッカーから出ていった。

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