あ.お.は.る〜好きですよこう言うの👍
背が高い美人の先輩が自分の事を「タカ君」呼びするのが苦手な高校生の主人公。 一緒にお昼を食べたりする仲なのだが、恋人ではないむしろ姉弟の微妙な二人。 ここら辺の気持ちの描き方がリアルで共感しました。心の中では嫌ではなくても、どこか距離を取ってしまう男の子、恋と気がつかない初々しい関係。 みずみずしい青春の一頁を覗いたような読後感でした。
中学生の先輩後輩の、どこかくすぐったいやり取り。ただの親しさなのか。それとも?多感な少年の心情を、優しい視線で描いた前半も素敵なのですが、特に結末が良い。みんな、幸せになっているんですよ。収まるべきところに収まっている。それなのに、何だかなあ。この何とも言えない切なさは。是非、読んでみて体験頂きたい。