第10話
2時間制だった居酒屋から出てきて、なぜか今はカラオケ。だいぶ酔っているな、とは思ったが溜めていた愚痴を吐き出したからか?カラオケでは発散しまくっていた。
榎梛が〈I LOVE YOU〉を入れた。それだけなのに何故か私は胸がドキドキした。え、私は誰に恋したの??と戸惑いながらもメロディーが流れる。
歌い終わった榎梛に「ねぇ、この歌、誰に向けた歌なの??」と問いかけると同じ職場で働いてる先輩、
…全然知らなかった。「その水無川くん?は叶わない恋なの??その歌って確か…叶わない恋だよね??」と問いかけると涙が今にも溢れそうなくらいの目で
「うん…水無川くん大好きで大好きすぎるの…。でも叶わないの。だって…妻子もち、だから。」と答えた。
そりゃ…、あの方の〈I LOVE YOU〉で合ってるわ…と俊足並みに理解した。
私は別に誰にも恋してない。だけど御手洗社長には少しだけ、いや…すこーしだけ気になってる存在だ。
あの日の優しさが今でも頭から離れられない。
あの冷酷社長が私にだけ甘々だった!? 小鳥遊 月彩(たかなし るあ) @XYZ_20forever12
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