第7話
―あれから数ヶ月。35℃を超える真夏の暑さの季節が来た。毎日36℃超えの外の気温に耐えられない。
そんな私は、なかなか取材にトラウマを持つようになり事務所で仕事をする事になった。しばらくして御手洗社長から話がある。と言われ社長室に向かった。
「どうだ?久しぶりに取材依頼が成瀬に来たんだ。ハードルを下げたいわけじゃない。成瀬自身が少しでも荷が軽くなるなら、と思って高校生をメインに将来オリンピック選手になりたいと夢を持ってる人たちを取材してほしい。どうか考えておいてくれ。」そう言われた私は、ちょっとビックリした。
別に嫌いじゃないしハードル下がった、とは思わないし感謝してる。でも、どこか腑に落ちない。「仕事おわり榎梛は夕飯、一緒に行けたりする??」とメッセージを送る。少しくらい愚痴ったって大丈夫。唯一の同期、矢田川榎梛だから。
「了解!仕事終わり次第また連絡するねっ!」と返ってきた。
私は、どうやら取材するのが怖くなったみたいだ。
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