一章
第3話
電車から降りるなり御手洗社長に「お前と同じ会社に向かうなら尚更ずらして会社へ来い。」なんて言われたけど言われなくても、そうしますよ、はいはい。と思いながら、ゆっくり出勤した。
少しの時差で会社に着いたら…なんだか大慌てになっている…。周りが騒々しく何かを言い合っている。
同期の
そりゃ大変だ!!!!取材を頼んでいたのは確か大手企業だ。まさに雑誌のトップを争うくらい人気の雑誌だ。
遅くなったが私は大手企業で雑誌を取り扱う仕事をしている。常に帰りは遅いし、おまけに眠たい。それに今日は月曜日。はぁ、ついてない。
そう思いながら私はマイペースに自分の仕事をこなす。そんなバタバタする朝は苦手だ。
「おいっ!成瀬!!!」と、やたらでかい声で叫ぶ。その音量は、いかがなものか?と呆れる。
「はい、なんでしょう??」と答えたら…とぼけんな!!!成瀬お前が断られた取材の相手様に、もう一度、頼んでこい!!!あの方は将来オリンピック選手だ!と言われた。
しかし向こうから断ったのに、わざわざもう一度伺うのは、どうかと思う。そんな気持ちを押し殺して、はい行ってきます。しか言えなかった。
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