第28話

付き合い始めとはいえ、また改めて美波のことをあんまり知らないんだなと思う




共通点があるわけじゃないし、美波が俺の音楽を好きとか言うわけでもない



「なに?ジロジロ見てるの?」



美波は首を傾げてこっちを見てる




なんでかな


わかんないけど、気づいたら、ふわふわしてどこか行きそうか美波を必死に捕まえようとしてる俺がいる





「わっ、」



いきなり抱き締められて、美波が驚く声をあげる


「ル、ルイさ、」


「閉じ込めたいな」





ピクリと固まったってことは聞こえたんだな



ゆっくりと回された腕


「ルイさん、甘えっ子なのは一人っ子だったから?」



「美波が好きだから」

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