6 嘘はマコトなり!

「『狂言綺語a lot of empty talk』…それが俺の能力だ」

「詐欺師のような能力だろ?」

「この能力は使い勝手がいい能力でもない」

「せいぜい、嘘はったりに使う程度か?」

「…舌先三寸口八丁。立てば嘘つき座れば詐欺師、歩く姿は詭弁主義ってな」

「それで、お前は誰だ?」

「…自己紹介長い、一言で言って」

「『狂言綺語a lot of empty talk』」

「そ、私は『唯一無二one and only』」

「どんな能力だよ…」

「私が手に触れた物が私以外持っていないことになるの」

「強くね?」

「もちろんデメリットもある」

「私が持っている物…たとえばナイフを取られたらもとに戻る」

「あー、消えたら消えたままにならないのね」

「それと一日に行使できるのに制限がある」

「無制限だとそれこそ人知を超えてしまう…それはだめ」

「そうだな」

「まっ、よろしく頼むわ」

「ぅん、よろしく」

「」

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