太田、誕生日おめでとう

誕生日というものは必ず誰にでもある。
それは間違いなく平等に。だからこそ、誰もが誕生日というものは少し特別で、誰かに祝って欲しいと心の奥では思っているはずです。

しかし、もしも自分がこの物語の太田の立場になったとき、自分はどう考えるのだろう。
悪意の無い祝福がこれでもかというほど、不条理に襲いかかってくる。
恐怖を感じるのか、ただただ不安になるのか、単純に嬉しいと思うのか。
それは人それぞれかもしれません。

結局、真相はわからないままですが、それで良い。
誕生日は、無条件で祝福されても良い日の筈なのですから。

その他のおすすめレビュー

九津十八@ここのつとおようさんの他のおすすめレビュー111