第17話、この村の正体は

僕はそれからトトリお姉ちゃんと一緒に行動しながらダンジョン攻略しながらレベル上げをしていた。


この村に始めてきた時に比べたら明らかに強くなっていた色んなアビリティもレベルが上がり一人前の冒険者として活動できると思っていたけど今はレイモンドさんやレオノーラさんたちを早く見つけて合流したいと考えていた。



それにトトリお姉ちゃんと一緒にいたいと思っていたのでここで過ごしていた。けれども相変わらずに嫌な予感だけは消えずにトトリお姉ちゃんも僕の話を信用してくれて調べてくれていたが今のところは見つからないらしい。



何だろうなと思いながら過ごしているそんなある日に夜、トトリお姉ちゃんと一緒に部屋で寝ていると魔族が現れたと言って騎士団の一人が声を上げて応援を呼んでいた。


僕はすぐにトトリお姉ちゃんと共に外に出てみると外には信じられないぐらいに魔族がそこにいたのである。


おかしい、ここまで普通に多いならもっと早く見つかっても良いはずなのにと思っているとトトリお姉ちゃんが苦しそうにしながら口を開いたのである。



「・・・間違いないね、うちの騎士団がいつの間にか魔族になる薬でも飲まされていたのか多くがサキュバス化をしているわね・・・アクダくん、聖女様を連れて一度、この村から脱出で構わないかな」



それはそうするしかないけどどうしてこんな事になってと思っていたがそんなことを考えている暇はないみたいです僕に向かって襲ってきたのである。



弱い方から倒そうとするのは分かるけどここまで多いと少しばかりは考えてほしいと思いながら僕とトトリお姉ちゃんは聖女様がいるだろう場所まで走り出した。


道中に魔物やサキュバスたちが立ちふさがったけど僕も強くなっていたのでトトリお姉ちゃんの援護を貰い受けながら包囲方を突破して聖女さんのところに向かうと聖女さんがとても苦しそうにしていたのを見て僕はどうしましたかと聞くと聖女さんは苦しそうにしながら答えてくれた。



「その声はアクダくんとトトリですね・・・この様な状態になって申し訳ないです。いつの間にか私達に魔族、それもサキュバス化させる魔薬を・・・私の聖女の力で侵食を防いでいますが気を緩めればすぐにでも侵食が再開されてしまうでしょう」



とても苦しそうにしながら聖女さんは今の状態を伝えてくれた。確かにストーリーでも選択肢次第では聖女さんがサキュバス化してメインヒロインが敵になってしまうと言うルートもあったけどこんな所でそれは起きないはずなのに。


実際は原作主人公がいる都市でそのイベントが発生して物語が進むはずなのにと思っていた。


ここは都市でもなければ原作主人公もいないのにと思いながらも僕が先頭にたち道を切り開いていた。


そうして何とかして村の入り口まで辿り着いたがそこでは多くのサキュバスたちが待ち受けており僕はここは僕が囮となってトトリお姉ちゃんと聖女さんの逃げる時間を稼ぎますと伝えた。


するとトトリお姉ちゃんがそんなことは危険だから止めてと言われたけど他に方法なんてないでしょうと言ってから僕は囮となるべく敵陣に突っ込んだ。


レベルも上がっており戦えるようになっていて今ですと言うとトトリお姉ちゃんは悔しそうにしながら聖女さんを連れて村から脱出に成功した。


最悪な展開はなくなって良かったと思っていたけど僕の状況は今、最悪な状況になろうとしていた。


周りには敵しかおらず味方はいなく大変ピンチになっているなと感じていると遠くから声が聞こえてきた。



「はあ〜、いずれ敵になるのだから助けたくはなかったけど流石にこの状況は酷すぎるから助けてやるか」


そう言って現れたのは変な姿をしている男の人であった。何か顔がウーパールーパーに似ていて間抜けな顔だなと感じているとアクダ、未来でたっぷりと仕返しをするから楽しみにしておけよと言われた。



未来?と思っていると変な男が口を開いてからよく朝になるとうるさいほど鳴く鶏みたいな鳴き声を上げたと思ったら口から炎のレーザービームみたいな物が出てきて魔物たちを一掃していた。


何を言っているのか分からないかもしれないけど僕も何を言っているのかわからない。ただ目の前の光景を普通に伝えているだけなのに信じられないと感じていた。


魔物たちが一掃された事とウーパールーパーの姿で鶏みたいな鳴き声、更に口からレーザービームと情報量が多すぎた。


けれどもそれで助かりそうなのは間違いなかった。僕はおじさんの名前はなんと言いますかと聞くとおじさんは怒りながら言ってきた。



「言うかー!未来で殺し合いする連中らに名前を教えるほどこのメキシコサラマンダースフィンクスは甘く見るなよ!!」



あの〜真剣に怒っているのは分かるのですけどメキシコサラマンダースフィンクス?何ですかそのあまりにも変な名前とその長さと感じていた。


と言うか名前を教えていませんかと思っていたけどここは知らないふりをしておこうと思っていた。


するとメキシコサラマンダースフィンクスさんがサキュバスの群れを食い止めるから逃げなと言われた。


僕はその言葉に従って村から逃げ出すのだった。



そうして暗い道を進みどれだけ時間が経過したのか分からないぐらいに進んでいた。それでも追撃から逃れようと必死に走っていた。


しばらく走っていると疲れてしまったので隠れながら休む事にした。


この時に魔物に遭遇しなければ良いなと思っていると近くに焚き火が見えてこんな場所では危ないと考えた僕はその場所に向かった。



そこに向かうと一人の女性がいたのだけどその女性は僕が見てきた中でも一番美しいと思えるお姉さんであり僕は思わずにドキッとしてしまった。


すると向こうのお姉さんがこちらに気がついたらしく大丈夫ですよ、食べたりはしませんからと言われたので僕は素直に姿を現してから自己紹介をするのだった。



「先程はすみません、こんな所で焚き火をしていたので警戒をしてしまいました。僕の名前はアクダと言います、宜しくお願いします」


「あら、良い子ね。なら私も自己紹介をしましょう。私の名前は山城桃花と言います、覚えておいて下さい、アクダくん」

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