第12話、敵に備えてレベル上げ

僕は昨日のトトリお姉ちゃんとの遊びが今まで感じたこともないやつで今でもふわふわとしていた。


隣で見ていたトトリお姉ちゃんはとても元気そうにしていた。そしてこちらの頭を優しく撫でてくれて僕はそこまで小さくないよと言うとトトリお姉ちゃんは私からすればとても可愛いからと言ってきた。



でも悪い気分ではないから良いのかなと思っていると目を覚ましたククリお姉ちゃんが血の涙と真っ赤な目になりながらトトリお姉ちゃんを見つめてから無言で剣を抜いて近づいてきて「トトリ、死ねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!私の可愛い、アクダくんを寝取りやがってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇと!!!」と魂からの叫び声を上げているように聞こえるほどに凄い声でトトリお姉ちゃんに斬りかかった。



するとトトリお姉ちゃんは先程の殺気から気がついていたよと言いながら避けていた。ククリお姉ちゃんはその首を寄越せぇぇぇぇ!とものすごく怖いことになっていていた。



まるで昔に日本にいたとされている鎌倉武士とか薩摩隼人の魂とか言っている島津家みたいなバーサーカーになっていた。


この目で見ると本当に恐怖を覚えてくるほどに怖かった、歴史を学んでいる時にそんなに怖いのと思っていたけど今なら言えます、とても怖いです。夢にも出てきそうなぐらいに怖いです。



しかし、その大きすぎるその音に気がついた聖女さんが中に入って来て笑みを浮かべながら二人ともこちらに来なさいと言うとククリお姉ちゃんとトトリお姉ちゃんが真っ青になりながらわ、分かりましたと言っていた。



うん?別に特に怖いことを言っているようにも思えないし表情も特に変わったところはないと思うのになと思いながらも僕は朝食の支度をするのだった。


しばらくするとトトリお姉ちゃんとククリお姉ちゃんが真っ白になりながら部屋に入ってきて僕はどうしたのですかと聞かれたら二人とも揃って聖女様の恐怖を味わってきましたとそれだけしか言ってくれなかった。


あんなに優しそうな聖女さんがそんなに怖かったのと僕には想像もつかないと答えるとトトリお姉ちゃんが考え内容がいいよと言われるのだった。


そうして食事を終えてから二人は聖女様とこれからの行動を決める会議を開くから僕は待っていてほしいと言われたけどこの村の近くにいる魔物でも討伐して少しでもレベル上げやこの村の安全を確保したいですと伝えた。



すると危険なことをしないと約束してくれるならその範囲内なら構わないと許可をもらったので僕は早速、この村の周辺にいる魔物討伐を始めることにしたのだった。


よくゲームでも村とか町の周りでぐるぐる回ってレベル上げをするものだからと思いながら向かうのだった。



そうして向かってみるとやはりそれなりに魔物がいて僕は上手く距離を保ちながら魔法を放ち、接近してくれば剣で応戦して数時間ほど戦った。



やはりレベル上げに最適らしくレベルが予想していたよりも早く上がっていた。まあ、本人のレベルがあまりにも低すぎるということもあるかもしれないけど。


でも戦い続けて炎の加護のアビリティと魔術師の才能アビリティ、斬撃の心得アビリティが上がり、更に炎系魔法が威力を増していた。このまま上げたら少なくてもみんなの足手まといにはならなくなるとして頑張ってレベル上げをしていた。


流石に数時間も戦うと疲れてきたので村に帰ることにしたのだった。村に帰るとやはり何かの違和感に近い何かを感じるがやはりあんまり滞在したくないなと感じながらも村の中に入るとククリお姉ちゃんとトトリお姉ちゃんが待っていてくれていた。



数時間も戻ってこなかったので心配をしていたらしいけど数時間ぐらいだからそこまで心配しなくてもと思いながら話を始めたのである。



「アクダくん、聖女様と会議の結果を伝えるわね。私達は当分の間はこの村に滞在することになったの。理由としてはまだこの地域派が不安定な状態が続いているとして聖女様が調査と解決をする為に残ると言われたの」


「その為に私達もここに滞在することになったのだけどもしもアクダくんが他に街に行きたいと言うのであれば私達ができる限りに手配をするけど、どうする」



そう言われたので僕はお世話になったレイモンドさんやレオノーラさんが見つかっていないのでここから離れるわけには行きませんので僕も滞在しますと伝えた。


この村は本当のところはここから離れたいけどお世話になった人を見捨てることがあればいつかは天罰が下るとして僕は残る事にした。


それにどんな危ないことが起きても強くなれば対応できるようになると思うから僕ができることは強くなる事として行動を始めよう。



その時にククリお姉ちゃんから実はククリお姉ちゃんとトトリお姉ちゃんたち、聖女様を守る騎士団は辺りの探索と聖女様の護衛の二手に分かれることになりお姉ちゃんたちは辺りの探索になったと言うのだ。


だから近くのダンジョンとか攻略するから共についてこないと言われたので僕は足手まといになるかもしれないですけどよろしいのですかと聞くとお姉ちゃんたちは勿論よと答えるのだった。


僕は本当に追放されてから恵まれているよなと感じていた。面倒見てくれる人達がこんなに現れてくれるなんて嬉しい限りですと感じていた。


でも今日は流石に疲れたので僕は宿で先に休んでいますと答えた。戦いにかなり力を使ったから今度は調合アビリティを上げるためにポーション以外にも作ることにしたのであった。


普通にポーション以外にも安全に確実に作れるようになれば更に役に立つとして僕はポーションはもちろんの事、ハイポーションやマジックポーションなど色々と失敗をしながらも成功させたりして作っていると夕暮れになってきたので僕は帰ってくるお姉ちゃんためにも料理を作り始めたのである。



料理アビリティも最初に比べてかなり上がっており今ではレベルが19までに成長していた。


僕の記憶が正しければ王都や聖都などにある食堂の料理人の料理アビリティの平均が25ぐらいなので流石にそこには遅れを取るけどでもこの世界では少なくても高い方に入ってくる。


それだけ毎日のように作っていたり非常食用も作っていたりとしてレベルが上がっていたのだなと感じていた。


できる事ならばこれを早く、レイモンドさんやレオノーラさんたちに報告をしたいな。


二人は無事にしているのであろうか・・・・いや、あの二人がそう簡単に倒れるわけがないとして僕は二人を信じて今、できることを精一杯するのだった。



それが後に二人が助けるための力になると信じて。

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