第10話、新たな不安
僕はジャーナの目的がなんなのかわからないと感じていた。ここまで来て何をするのが目的なのかと何も知らないでいたので出来る限りに調べようと考えていた。
それとジャーナは本当に人間なのであろうか、もしかしたら悪魔とかだったりしてと思い始めている。
そうでもしないと説明つかない所もあり僕は密かに調べ物をしていた。
その時にジャーナが僕に対して何を調べているのかなと言いながら近づいてきたので警戒で目を合わせてから相手の出方を待っていた。
「あらあら、そんなに怖がらなくても私は酷いことはしませんよ。それよりもこの機会にでも仲良くしませんか、アクダくん」
「別に僕は貴女と仲良くするつもりはありませんから、それに・・・いや、何でもないです」
「そんな事を言わずに私に教えてくれないかしら、お姉ちゃんは気になってしまうから」
そう言いながら近づいてきたので僕は後ろに下がり距離を縮めないようにさせていた。すると本当に警戒心が強い子ねと言って嬉しそうにしていた。
やはり、僕にはこのジャーナは人間ではないと感じられたがその証拠は何もなく二人を説得するにはまだ足りないと感じていた。
それにしてもこのジャーナと共に行動をしていたら不味いと思っていた時に遠くから誰かの話し声が聞こえてきたのである。
「皆さん、ここには冒険者たちの情報が正しければ強力なサキュバスが現れていると聞いております。ですので私から離れずに着いてきてください。私には女神の加護がありますので心配しないでください」
うん!?何か教会の人たちがサキュバスととても今の僕にとっては嫌な単語が聞こえてきたのだけど、先程の調べていた魔族の中にサキュバスと言う絶世の美女の姿をしている女性の悪魔がいると書物で確認をしていたのに。
そしてサキュバスは他の存在を魅了させる事もできるらしく他人を意のままに操る事もできると言われている。
そして近くにいる、上に僕の後ろには明らかに絶世の美女と呼ばれてもおかしくないジャーナが後ろにいる。
「アクダくん、怖がらなくても良いからお姉ちゃんの顔を見てほしいな」
本能が訴えかけてきた、見ては駄目だ見ては駄目だ見ては駄目だだと僕は必死になり声がする方角に必死になって声を出して逃げ出した。
「助けて下さいー!ここにサキュバスだと思われる女性に襲われそうになっています!!」
そう叫ぶと皆さんこちらから声がと言って僕の方に向かってきてくれて現れたのは聖女らしい女性と女性騎士たちが姿を現して僕は背後に迫ってきてと伝えると目の前の聖女さんが分かっていますよと優しく声をかけてくれてそのまま僕の背後に聖魔法を唱えて放った。
するとジャーナの叫び声が聞こえてきて聖女さんがやはりと言ってからあのサキュバスを逃さないようにお願いしますと言うと周りの騎士たちが動き出した。
その動きはとても洗礼されており無駄な動きないほどであっと言う間にジャーナ・・・いや、サキュバスを捕まえると聖女さんが強力な聖魔法でサキュバスを灰にさせて消えてしまっていた。
す、すげーと思っていると聖女さんが優しく声をかけてきてくれたのであった。
「怪我は御座いませんか」
「いいえ、僕は大丈夫ですけど僕のお世話になった人たちがサキュバスの魅了でおかしくなっています。どうか助けてくれませんか」
「分かりました!お任せください、それと当分の間は私達と行動致しましょう。この辺にはサキュバス以外の危険な魔物も生息しておりますので」
滅茶苦茶に良い人じゃないですかと僕はその言葉に甘えさせてもらって一緒に行動する事にしたのだった。
すぐにレイモンドさんやレオノーラさんが見つかると思っていたけど見つからずに困り果てていた。
普通ならすぐに見つかるはずなのですがと聖女さんも困惑していたので普通ではない事だけは理解した。
そうして気がつくと辺りがすっかりと夕焼けになり次第にここも暗くなるとして今夜は近くの村に泊めて貰いましょうと言って近くの村までたどり着いた。
しかし、たどり着いた村は何かおかしいと感じてしまった。何と言えばいいかよく分からないけどこの村には立ち寄ってはならないとして聖女さんに密かに伝えるのだった。
「あの〜、聖女さん。この村はあんまりよろしいような気配がしないのですけど別の場所に変えた方が宜しいと思いますけど」
「!!貴方も何か感じ取ったのですか。私も不穏な気配を感じ取りました。ならばこそ聖女である私が何とかしなければなりません。私はここで休みます。同行しろとは言いませんので・・・もし、野営するための道具がないのでしたらこちらを差し上げます」
いや、ここまでしてくれる人を見捨てたくはないしそれに聖女さんほどの人が近くにいたほうが安全だなと思うので丁重にお断りをして共に村の中に入るのだった。
村の中は至って何もないように見えるが説明ができない何かあるような気がしてならなかった。
だけど騎士たちはそれに気がついていないのかのんびりとして休んでいた。確かに先程の戦いで疲れてしまったから無理もないかもしれない。
それとそんな事をしていたら村長らしい人が現れて聖女さんと話を始めた。
それにしても本当に聖女さんって人格者が多いだなと思うのと同時に滅茶苦茶に美人しかいないのかと思うのだった。
そうして話を終えるとどうやら一日、宿を貸してくれるみたいで僕はようやく休めるとしてホッとしていたが僕の分までは計算されていなかったのか部屋がないのである。
まあ、僕は助けてもらった立場であるから贅沢は出来ないとして屋根がある外で休みますと言うと聖女さんがそれは良くありませんとして聖女さんと同じ部屋で寝る事を提案出されたが周りの騎士たちがそれは良くないとして護衛している騎士たちと一緒に眠る事になった。
確かに聖女さんよりは納得しますけど騎士たちも聖女さんの美貌には負けてしまいますけどこちらもかなりの美女たちなのですけど僕はそんな美女たちと一緒に寝たことなんてないですけどと思いながらも部屋に向かうのだった。
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